人は2000年前から炭を焼いてきた
2000年前の人もこの煙と同じ煙を見て炭を焼いた
西暦2000年代にも、山にこの煙はたなびき続けるだろうか
| 1995-99ファイル 炭焼き人めざして 窯作り 炭焼きこぼれ話 山・山仕事を語る |

左は伐採した木です。ついこの間まで、こういう写真は「自然破壊の現場」と紹介されていました。最近の里山保全のアピールの中で、木を適度に切ることも含めて人が山にかかわることこそが必要だということが少しずつですが、広がってきたようです。自然破壊は木を切ることではなくて、山を他の用途に転用することなんです。
今日は無事、材を出せました。それにしても、久々に材を持つとその重さがこたえます。広葉樹特に、炭に適したナラ、クヌギ、カシは重いです。6/22に材は買い入れる炭焼きさんのことを話しましたが、これは高齢になられて身体がついていかなくなったということもありますね。私もいつまでこんな重いのが持てることやら。
雨も今は来ないし、とぼけたカエルにも出会えて、のんびり材出しをしようなんて、考えていたら、久々にやってしまいました。クローラー運搬車の前転です。満載して、バックで傾斜を登っていったら、傾斜の最後のところでエンジン側がうわっと浮き上がって、もうだめ。どんどん浮き上がって、そのまま丸木がころがるように前回りして、ひっくりかえった。これで、4回目かなぁ。起こすのがたいへんです。材を横から引き抜いて、ひっくりかえった山側を火事場のなんとか力で持ち上げて、うまく着地してくれた。比較的楽に起こせて今日は不幸中の幸いだった。写真のように、衝撃でエンジン側の柵がひん曲がってます。これが横転ならまだしも、前転するのってわかりにくいとは思うのですが、本当に簡単に前転します。材を載せるとどうしても前が重くなって、今日のように、山側がエンジンで軽く、しかも下が柔らかだと重い谷側の土にめり込んで、エンジン側が浮き上がって転がる。いつも山側を重くするように気をつけているのですが、今日の道は登りきったところで、急に下がるのでそこをより安全に行こうとしたらそこに行く前に前転となってしまいました。
やっと山に行きました。しっかり芽は出てきてくれているかなぁ。![]() | ![]() | ![]() |
| ねらし開始時の煙 | 最後の煙突口 | 土で塞いだ窯止め直後の窯 |
昼頃、煙の温度、118度。木酢採取装置をはずす。写真はステンレス製自作の木酢採取装置
5/10 曇り
山に入って山仕事。新緑のシャワーの中を仕事ができる幸せを感じます。春は冬と違って、芽吹きはもちろん、いろんな鳥たちの声も聞けて、足元では可憐な花が咲き、ニョロニョロ、ゴソゴソと動いてもいるし、一人で仕事をしていても、他のいのちをいっぱい感じることができて、寂しくないし、楽しいです。
今日は一日、炭を切ってました。丸ノコで切ってます。髪の毛一本一本まで真っ黒。これが一番汚れます。5/1から茶道では、風炉に変わって、炭も風炉用の炭が使われます。11月から4月までの炉用と違って、細く短い炭なので、同じ量を切ると時間が倍もかかって大変です。
今月は、4月4日の夜に窯止めして、それ以降は家の用事でなかなか本格的に仕事にかかれません。この写真は3日前の窯の裏山のコナラです。芽吹きが始まって、春かすみの中、山が淡い色で覆われる、私が一番好きな山の色合いの季節となります。