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人は2000年前から炭を焼いてきた
2000年前の人もこの煙と同じ煙を見て炭を焼いた
西暦2000年代にも、山にこの煙はたなびき続けるだろうか

炭焼日誌「二千年の煙」2001/4〜12

image034.jpg これまでの炭焼日誌をファイルにしました。

炭焼日誌1995-99ファイル

@炭焼き人めざして
A窯作り
B炭焼きこぼれ話
C山・山仕事を語る

炭焼日誌「二千年の煙」ログ

2000/4〜6
2000/7〜10
2000/10〜2001/3

1960年生まれ、炭焼きをはじめて7年目のケイタです。70才くらいが中堅のこの世界ではまだまだ若輩者です。

12/14
 今年の山は、結局、すぐ近くでは見つけられず、片道45分くらいかけて、群馬との県境の児玉郡の村まででかけての伐採。「炭・炭焼き・山」のでもお話を書かせていただい方の山だ。とっても共感できる方で、そんな方の山を切らせていただけることはうれしいことだ。
 ただ、ほんとは近くがいいので、いろいろとあたってはみた。植林地の多いクヌギ山は、ゴルフ場や宅地などの開発対象になることが多く、まとまとったクヌギ山がそもそもとっても少ない。それでも残った山はいくつかあるのだが、その山の持ち主にあたったところ、伐採させてもらえないとのこと。まだまだ、切って山を元気にするということが、広まっていないのかなと思う。来年は、5本〜10本でもクヌギのあるところをあたってみなくては。
11/30
image064.jpg  満月の下で、口燃し。煙が月をいぶる。なんとも言えず、幻想的。
こういうのを楽しめる仕事というのもあんまりないだろうな。楽ではないけど。






11/18・11/22
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山から木の搬出。秋深まれり。


右は色付くクヌギ。




11/17
 image062.jpgimage063.jpg 自然エネルギー学校の本番。伐採を多人数に指導するのは、はじめての経験で身が引き締まったが無事できて、ほっとした。
左は伐採前に下刈りしているところ、右は伐採後。
3グループに分かれて、一本ずつ、ノコやオノでコナラを伐採した。チェーンソーでなく、手道具での伐採は私もはじめて。山に響くオノの音が、鳥の声と調和して心地よい。
チェーンソーではその振動に根がびっくりして萌芽する数が多くなり過ぎるのに対して、手道具で切った木の萌芽は、チェーンソーほど多くなく適度でその後の成長もいい、という話を聞いたことがある。来年の春が楽しみだ。 
11/9
  image066.jpg小川町自然エネルギー研究会が町から借りることになった山を歩く。11/17のエネルギー学校ではじめて手を入れることになる下見だ。
かえでやウルシが赤く染まりはじめてとていい山だ。取り巻く谷津田が放置ヤナギが生え、大きくなっている光景(写真)も残念だけど、自然の地力を感じて、またおもしろい。こういうところを歩くととても落ち着く。
 この山でも今年さっそく天然林の萌芽更新林を目指して、コナラを5、6本伐採しようという計画だ。ただ、いつもの仕事での伐採とは違って、樹形のいい桜などは残して、大きくし、その下にコナラを生育させる二段林というのも目指してみる、もちろん自然のままにして常緑樹が大きくなるようなエリアも作る、またコナラの林床に、草原地や花を楽しむところと下刈りの程度と頻度、刈る木の選び方でいろいろな楽しみ方ができる森にしてみたいと話し合っている。これからが楽しみだ。
11/6
このあたりもだいぶ秋が深まってきました。山の場合、紅葉、黄葉は、低木からはじまっていくようです。低木、中木、高木と順に進んでいっています。高木のコナラが黄色く染まるのは、今月半ば過ぎてから。一方、ドングリはその一月以上前からどんどん落としています。
10/29
 10/11〜20までコナラを焼いたのの炭出し。量がいつもの半分ほどでがっくり。炭焼きがいつもより長かったのは、3ヶ月近くも窯を休ませていたせい。しかも、8月以降のたびたびの大雨。窯底もかなり湿気ていた。全体が長いだけでなく、火付きもとても悪かった。それではじめて口燃しの時、ブロー使って風を吹き込んで半ば強制的に着火してみた、そのため燃えすぎて灰になり、炭になったものが少なかったのだろう。
 いやぁ、またまた炭焼きを人為的に操作しようとするとろくなことはないというのを思い知った。炭焼きは炭焼きの時間にゆったり委ねるのが一番いい。ただ、その後はゆったり炭焼きの時間に委ねたので、炭のできは足元からまぁまぁだった。
10/17
  10/10の雨で、今切っている山の脇に流れる小川に落としていた丸太が、流れ出して堰を作ってしまい、今度降るとあふれるかもしれないので、川から上げる作業を3日かけてやっと終えた。ほんの幅1m程度の川なんだけど、いやぁ、こんだけの木を流してしまうとは自然の力とは怖いものだ。 
 これに懲りたので、これからは川に落とさず、ちゃんとチリホールで引いて切ることにしよう。 
10/10
  さんざんの雨の中、山に行こうとして、軽トラを道から2mほど落っことした。幸いなんとか、チリホールを使って一人で上げることができた。本降りの雨の中、山などに行くものではない。
 午後は、体験学習で地元の中学生が15人くらい先生とやってきて、炭出しをしてくれた。雨の中、あまり盛り上がらなかったが、窯に入った子は気に入った炭が欲しいと言って持ちかえった。炭焼きのおもしろさが少しは感じられたかな。 
9/25
image017.jpgimage018.jpg
 今年の3月まで切っていた山に久しぶりに出かけて、コナラを伐採した。ついでに春の萌芽後の様子を見て回る。左が一昨年のクヌギ、右が今年春に切ったもの。左は背丈の倍くらい、右は背丈くらいだが、今年のものは、写真のように腰高で切ったせいか、伐採地域が広くなって明るくなったせいか、ものによっては去年のものに近づくくらいに伸びているものもある。




9/21
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 小川町自然エネルギー学校の専門コースの森林活用の2日目が行われた。その中で、二つの木製エネルギーを使った装置の実演も行われた。
 右がスウェーデン製のペレットストーブで、左が木ガス発生装置。
 ペレットは薪と比べて温度調節が容易で、煙もほとんど出ないので、家庭で普及しやすいのではないかという話。隣の川本町に近々、ペレット製造プラントができるということも初めて聞いた。山の切り出した木が、手入れをした人の手間も出るくらいに、ペレット用に買い取ってもらえれば、山の手入れも進むのだが。チップだとこづかい以下にしかならなかったのだから、山の手入れも進まないのは当たり前というものだ。
 木ガス発生装置は、写真中央の炭化装置がメインで、木を炭化させて、その時発生したガスを燃やした勢いで、発電機を動かし、また熱エネルギーも利用するというもの。炭焼き窯から出る無色化した以降の高温のガスを燃やせば、同じことができると思う。ガスを集めて、燃やせば、鼻を突く臭いもなくなる。そのうち挑戦したいものだ。
9/20
image016.jpg9/14の山の手入れが一応終わった。8本くらいしか残っておらず、残っているものでも枯れる寸前のものもある。空いたところには、来春植えようと思う。すっきりはしたが、くぬぎがほとんどない所もあるため、これで手入れを怠れば、さらに状態は悪化するだろう。しっかり面倒を見なくては。




9/14
   4年前に切ったクヌギ山、4畝くらいの小さな山だが、35年以上のクヌギの大木を10本以上切らせてもらった。そこに、1年半ぶりくらいに行ってみた。そろそろ一本立ちにしてやろうかと考えていたのだが、山の状態は散々たるものだった。ツルで覆われているわけではないが、成長の早い木々たちに追い越されて、かなりのクヌギが枯れていて、このうっそうとした中をかき分けて見てみたところ残るは5本となっていた。
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遠景
外から
内部

 切った後、何度か見に来ていたのだが、当初は萌芽更新もしっかりしていて、ツルも勢いがなく、成長は順調のように見えた。それで油断していた。前回の伐採後、35年以上経っていて、太くなりすぎていて、萌芽の力が弱かったせいもあるが、私の責任は大きい。日々の忙しさにかまけて、手入れを後回しにしたため、荒れてしまった。前回の伐採後35年以上経っていて、太くなりすぎていて、萌芽の力が弱かったせいもあるが、私の責任は大きい。
  クヌギ山として維持し続けることができる私の切った最初の山、そして、しかも、切った後もクヌギ山としての維持が期待できる山は小川町周辺には私の知る限り6つしかないのだ。とても残念だし、もうしわけないと思う。
  これまでそれ以外にも大小様々、7つの山を切らせてもらったり、伐採したクヌギを譲ってもらったりしたが、そこはもうクヌギ山として再生することはない。人工林、果樹園、牛の放牧地、宅地、道路、果ては、石を採るために山自体が崩されてしまう。
  こうなった以上、あと数日かけて、クヌギ以外を伐採した後、空いたスペースに苗を植えようと思う。
9/6
  image014.jpg 葉の落ちる炭焼き最盛期までに、やらなくてはならいことの一番は、山探しだ。クヌギ山を見つけておいて、この時期役場に行って、土地台帳を閲覧して、持ち主を確かめ、立ち木を譲ってほしいという話をする。小川周辺も傾斜のゆるい小さい山ばかりで、いわゆる里山ばかりなのだが、少し前まで山は開発期待の投機対象とされていたため、細かく細分化され、しかも東京や神奈川など遠方の方が持っている場合が多く、地元の集落の人に聞いても持ち主はわからない場合が多いから、土地台帳まで見なくてはならない。
 今回の持ち主は地元の方だった。さて、切らしてもらえるかどうか。地元の方でも山に愛着があり、自分で手を入れているとおいそれと切らしてもらえない場合もある。
   役場に行ったついでに、4年前に切らしてもらって、この秋に手入れをしておきたい山も、調べておく。持ち主は変わっていなかった。切らせてもらった時にその後の手入れもやらしてもらいますと言ってある。時間を見て、下刈りや株の剪定をしなくては。
 写真はガスが上がっている官の倉山登山口方面。
8/12
  兵庫県川西市の茶道炭生産者の方を訪ねた。利休がいろいろと注文を付けて、改良を重ね完成させてといういわゆる茶の湯炭の発祥の地でもあり、この近くの街の名を付けた「池田炭」は今でも茶の湯炭の最高のブランドと知られている。でも、実際に訪ねてお話しを伺うと、ダムの建設でかなりの炭窯とクヌギ山が水没し、炭作りのたいへんさもあって、今や茶道炭生産者は2軒だけとなってしまったとのお話し。池田炭の名ばかりが一人歩きして、実際の炭やきの光景はまさに風前の灯火。身を引き締められる想いだった。
7/28
  このHPを見て炭焼きを自由研究のテーマにしたいと川越の中学1年のK君とおとうさん、来訪。たくさん質問を受けて、いろいろ話したのだけど、ちょっと話し足りなかったのは備長炭とのこと。
  他の方からも備長炭との違いを良く聞かれます。備長炭は確かにいい炭です。その硬さと火持ちは世界に誇れるものです。でも、備長炭が最高で、その他の炭がそれより劣るということはないんです。私も焼くくぬぎの茶の湯炭は黒炭ですが、室内で使い、茶の湯を沸かすのにはその火力、火持ち、見栄えとどれを取っても、最高のものです。漆器を磨くためのホオノキの炭を専門に焼く人は日本に一人しかいなくて、人間国宝に指定されているそうです。
  私は何が最高の炭かと言えば、その木の持っている力を最大限引き出して上げた炭が最高の炭だと思っています。ただ、その上で木の持つ性質上、白炭ならウバメガシ、黒炭ならクヌギが最高の炭ができます。でも、たとえばカシに次ぐ白炭に向く木にナラがありますが、最大限その木の力を引き出したナラの白炭は、それなりに焼き上げたウバメガシの白炭より上質になると思います。私の焼く黒炭でも、クヌギでも、ナラに負ける物があります。伐採時期、伐採と玉切り方法、窯、炭焼き工程とすべてにわたって木目細かさがあってこそ、木の持つ力を引き出してやることができます。
  家庭で普通に炭が使われなくなって、炭の良し悪しもわかる方が減ってきていることは、炭焼き人の技術というか、木とのかかわり方をずさんなものにおとしめてしまっていくと思います。
7/15
 自然エネルギー学校の専門コースの話を聞きに行く。
 まず、里地ネットワークの竹田純一さんが「木づかい」の話をした。大工や家具や道具職人たちは伝統的に山のどのあたりに生えている、どういう木をどこに使うかということをしっかり考えて、何百年も持つ物を作り続けてきた。ここで言う木は本当にさまざまで、樹種としては広葉樹、針葉樹問わず、山に自生するすべての木で、その木のどの部分をどう使うかということも含め、木づかいを究めていた。家で言えば、地元の木でほとんどを作っていたのが、40年くらい前に、鉄とコンクリートと石油化学製品が入ってきて、統一規格ができ、「木づかい」は追いやられ、20年近くしか持たない家が次々と建てられていった。ここで言う「木づかい」ということば、これは山や木に対する「気づかい」、そして家や道具を使う人への「気づかい」をも含みこんだものだったのだろう。
 次に、自然エネルギー学校メンバーのWさんの話。小川町の現状について、森林が56%で、そのうち1900hが人工林、手入れをしようとしたら1hに5人必要なので、1万人近い人手が必要だが、林業者は町に5人しかいない。二次林の広葉樹林は1200h。思っていたより、広葉樹は多い。そのうち、35年以上の森が71%と、いかに人が入らず、伐採されずにほおっておかれているかがわかる。住民アンケートの紹介もあった。自然に親しみを感じるのは親が60%で、中学生は30%、季節の変化を植物で感じるとする割合もほぼ同数。子供たちと私たちとの乖離がこれほどとは。
7/12
  久しぶり山仕事。5/8に話したナラの山で搬出作業。ユニック付きの4トントラックを持っている仲間のI氏と一緒にやったのだけど、いやぁ、炎天下で、しかもユニックが思ったよりもあまり伸びず、ほとんどは山から、30cm〜40cm級の太さのコナラを人力で動かして、山からズリズリ落としたので、いゃぁ暑いのなんのって、後で気分が悪くなって、マイッテしまった。
7/11
  月刊誌「炭の力」の取材で、写真家の三宅岳さん、来る。さすがに、これまで窯場に写真を撮りに来た方の中では、ダントツ時間と機材をつぎ込んで、2時間もしっかり写真を撮ってくれた。特に、菊炭は時間をかけて撮ってくれた。9月号頃に出るそうなので、見てみてください。
6/25
  煎茶用の炭を切るのに追われている。長さ5cm、太さ3cmの炭を縦に二つに切って、さらにそれを二つに切って、4つ割にする。同じ重量を切るのに風炉用組炭の倍以上の時間を要する。かかるのは時間だけではなかった。堅い炭を縦に切ると丸ノコのチップソーの刃がすぐにだめになってしまう。これだけ縦に切るのは初めてなので、その消耗は予想を越えていた。いつもなら、3ヶ月くらいに一度交換すればいいのだが、この炭だと30k作るのに、刃が3〜4枚はいるようだ。
 まだまだ勉強不足で恥ずかしいのだが、茶道の中にも煎茶という領域があって、ここでは本当に小さい炭を使うということなのだろうか。先日も、これは切らないままだが、煎茶で使うからというお客様に太さ2cm前後の炭を出した。ご自分で、1cm前後の長さに切ると話されていた。
6/18
今回のねらしを行い、最終温度420℃以上で炭焼きを終える。やはり、1〜2日いつもより早く終わってしまった。6/13から予備燃しをはじめ、翌日の6/14も予備燃しの予定だった。薪を何本か詰めて、通風口はいつものように絞ったのだが、うっかりして、煙突口に草を被せるのを忘れて、8割近く開いたままで、他の仕事にかかってしまった。6時間くらい過ぎてから、あわてて煙突を2cmに絞るが、すでに89℃になっている。絞った煙突の上にさらに草をのせて、炭化を抑える。
翌6/15朝83℃でまぁなんとかうまく抑えられはした。ただ、予備燃しがいつもより、丸一日少なくなって、全体の炭化時間も短くなった。ただでさえ、春伐採の上、乾燥が進みすぎて、皮付きが厳しいのに、予備燃しが短いのではさらに皮ははげてしまう。こんなことは始めてだ。マイった。
6/8
image011.jpgimage010.jpg 炭焼き仲間から、クヌギが出たというので、焼くことにする。熊谷の住宅地の中のクヌギを4月半ば頃に伐採したもの。伐採適期は、遅くとも春分くらいまでなのでそもそも厳しいのに、その後、なにしろ茶の湯炭の風炉用の出荷で忙しくて、こんなに延びてしまった。
 伐採後2ヶ月だから、なんとかぎりぎりかと思っていたが切ると左の写真のように、太さ4cm以下のものは黒っぽくなっていてだめそうだ。右の写真のように、断面はきれいで、生き生きしていなくてはならない。やはり同じ2ヶ月でも、冬の2ヶ月とこの春過ぎの2ヶ月ではぜんぜん違うということだ。せっかくのクヌギなので焼くが、太さ4cm以上が少し期待できるかなという程度だ。
今回は、贅沢な炭入れだ。シーズン中なら、上げ木は割炭、一番壁の近くに置く炭は割炭かナラというように、クヌギは大事に大事に窯のいい場所に置く。今回はこれ以上置いていても、だめになるだけなので、すべていい材ばかりで窯の中を一杯にする。逆にいうとこのクヌギはかわいそうだ。シーズン中のいい時期に、炭焼く者の都合で切っていたら、もっと活かせたのに。
6/1
image009.jpg このところ風炉用の茶の湯炭の出荷に追われ、窯の方はずんぶんお休みしていた。5/2の続きの炭出しをやっと終えた。
 全部出してみると以外といいのだ。最後の細い物(最も細い物で直径1.5cm)まで、しっかり一本で出たし、皮付きも長さ80cmほどの9割くらいはしっかりしている物が多い。精錬計も下から振れる。奥の細いのでこのくらいで、調度いいとも言えるのかもしれない。前の方の太い方が、あまり焼けすぎるのも考えものなのだ。太いもの、割ったものは焼肉屋に出すのだが、あまり高温で焼けすぎると急激に加熱した場合、激しく跳ね飛びやすくなってしまう。私の主に卸している店は、七輪で客に焼かせるために、跳ね飛ぶと大変だし、時々クレームももらってしまう。風をおもいっきり送って、真っ赤にして、高温で肉を焼く。そこに炭を足すので、跳ねやすくなる。低温で線香花火のようになってしまうのは論外としても、少々臭いが残っても、激しく跳ねるよりはましというものだ。
一方、茶の湯の場合は、じっくりゆっくりと温度が上がって行くので、しっかり高温で焼いた方が、室内でガス臭がするよりましとなる(ほのかにクヌギの香りがする物がもっともいいとも本に書いてあったりもするが、これは好みにもよるだろう)。
使い方の違う焼肉用と茶の湯用の炭を両方うまく焼くのは難しいのだ。窯に置く場所を考えて、うまくやるしかないが、今回などはそういう意味では理想に近かったとも言えるかもしれない。
5/23
雨の中、炭焼き小屋で炭切り。
隣に店を構えていらした竹工芸家の内田稔男氏が19日、くも膜下で急逝された。59歳でこれからという時だったのに。とてもよくしていただいて、とてもいい方だった。とっても残念だ。そのうち竹細工を教わりたいなとも思っていたのに。跡を継ぐ方もなく、店を閉じるという。またひとつ技術が伝わらずに、灯火が消えてしまった。
5/14
2年ぶりのケガ。炭を切る丸ノコで、左人差し指の先を飛ばす。いつもはすぐに病院に駆け込んで、急患扱いで処置してもらうのだが、今回はもう4回目なので、自分で消毒液をかけて、とりあえず血を止めて、夕方に病院に行く。
木工用の丸ノコを逆さにテーブルに付けて、炭を切っているのだが、刃が剥き出しなのですぐに指を当ててしまう。当てる場所もいつも同じ。少しは安全な右手で押して切る切断機を買おうと思うが、これだと細かな寸法を出せない。当面は、茶の湯炭などの寸法をしっかり決める時や縦に切る時は丸ノコで切るしかない。
5/9
image061.jpgつつじが美しく咲いています。

  5/2に話した自然エネルギー学校で使わせてもらおうと考えている町有林を見た。寄居との境界に沿うように、細長く続いている。比較的コナラがすくすくと伸びた(クヌギはほんの数えるほどだが)広葉樹林あり、荒れてシノが覆いカシが茂り始めたところあり、間伐を6年前にやって比較的明るい杉の人工林あり、植えっぱなしで弱々しい人工林ありと、今の山のあり様すべてを示してくれるようで、見ごたえがある。とりあえずは、比較的手を入れやすい山を少しずつ伐採−下刈りと手をつけて、山を元気にする動きに、人が集まり、軌道に乗れば広げて行ければいいと思う。
  ただ、伐採した物の使い道がどこまであるかということだ。私自身、クヌギならぜひ焼きたいが、コナラはクヌギがないなら仕方なくというところだ。しいたけ栽培と言っても、個人で家庭用にするのならそんなには必要ない。コナラを炭焼きに、仕事でやらないにしても、どこまで使えるかということだ。この際、念願の白炭窯を協同で作ってもいいかなとも思う。白炭なら、クヌギよりむしろナラが向いていると思う。

5/8
  伐採した木を片付けてほしいというので、師匠とともに行ってみる。太さ35cmに達しようかという大きなコナラが、結構急な斜面に10本近くころがっている。あまり太いものはろくな炭にならないし、今のところ薪ストーブに使うのに使えるかなということしか浮かばない。「これを全部片付けるのなら、手間代もらわなくっちゃですね」と師匠と話のだが、よくよく聞いてみると、山主は横浜の方の人で不在地主、すぐ下の道が日陰になって冬はすぐに凍結するというので、近所の人で切ったということ。これではどこにお金をもらえばいいのか。それにしても、このままにしておくのはもったいない。とりあえず、薪ストーブを使う人や木挽きの工房の方に声をかけてみようと思う。自然エネルギー研究会で話題になっているのだが、木質チップを使った発電などが実現すれば、こういうもったいないことはなくなって、里山も宝の山になるのだが。
このHPを見た方で取りに来てもらえるなら、一報いただいた上、どうぞお持ちください。運び出すとなると手間がかかってしまいますが、山から持って行ってもらえるなら、山も片付くし、ありがたい話ですから。
5/2
image001.jpg炭出し。う〜〜ん。あまり良くない。写真でわかるように、上げ木が残り過ぎている。量は減るけどもっと炭化を進めた方がよかったようだ。燃やしてみて、臭いなどの確認が必要だ。

夜、小川町自然エネルギー研究会の会合に参加。
自然エネルギー学校の今年のテーマは森林資源の利用ということで、里山の広葉樹の伐採−炭焼き−萌芽更新の確認という内容が、柿渋の利用や針葉樹の間伐材を使ったガラス温室づくりなどとともに、盛り込まれることになった。リーフレットができ次第、お知らせにてお伝えします。

4/20
ねらしと窯止め。煙突口温度300℃と思ったより上がってはいないが、ガス臭はかなり減った。少しずつ、通気口と煙突を開いていく。ねらしを始めて3時間近くたって、温度は中の障壁を突っついて壊し始める。下の方から少しずつ赤くなっていくのがわかるだろうか。
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煙突の色も違ってくる。灰色から青っぽくなって、さらに白くなっていく。
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10:04
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今回は、300℃あたりが長時間だったためか、最終温度は360℃で窯止め。450℃くらいになる時と違って、全体を塞ぐ時も爆発するようなエネルギーを感じなかった。ガス臭はかなり少なく、臭いからしてそこそこの炭に仕上がっているはずだが。あとは開けてみてどうかだ。
4/19
  煙突口温度280℃。ガス臭かなりする。
4/18
 煙突口温度200℃まで達している。予備燃しが長かったため今回は炭化が早い。  image049.jpg
4/16
image050.jpg煙突口温度が70℃だったので、少し追い焚きして、
木酢液採取装置を付ける。






4/14
炭焼き体験会+バーベキューの会。思いもかけず、子供含めて50人近い方が参加していただきました。天気にも恵まれて、山のさわやかな風と心地よさは実感していただけたかなと思います。
まねごと程度と思っていた下刈りも、しっかりとやっていただき、笹がほとんどなくなりました。次回はどっかから借りるかして、道具をそろえたいですね。
image043.jpg      image044.jpg
下刈り作業中                 下刈り後、すっきりした山
山菜もいろいろ採れて、てんぷらは格別でした。師匠の山でシイタケ採りもさせてもらいました。

本窯の材入れもなんなくできて、予備燃しにかかれました。ただ、簡易炭焼きはあえなく失敗。オイル缶の後ろの下に小さなガスの抜け口を作って、竹の煙突を付け、缶の下部に焚き火スペースを作って、中に炭にしたい竹を入れ、周りをレンガと土で固めました。前回、灰化が多かったので、通気口を作らず、過熱していったのですが、5時間で煙が減ったので終了と思って、開けてみたら下の写真のように、いぶし状態で炭にまでなっていませんでした。
 image004.jpg       image008.jpg
image006.jpg   小さい通気口を作るか、加熱時間を倍くらいにするか、焚き口を大きくして火力を増すかしなくてはならないようです。ただ、オイル缶周囲に近いあたりはそこそこ炭化していましたが、ここにしても軽い炭で、こういうやり方でそこそこの炭を作るのはかなり難しいと改めて、実感しました。次回はいっそのことこれまで私が経験した簡単な炭焼き方でもっともマシだった伏せ焼きを一昼夜かけて、一泊するつもりでやってみた方がいいかもしれません。この伏せ焼きは、穴を掘ってやる炭焼きで、もっとも原始的と言えますが、周りが土である分、ドラム缶などよりもいい炭が焼けるという気がしています。

 缶に入れて焚き火にかけた飾り炭は、2〜3時間程度でうまくできました。厚い竹は、これでもなかなか炭にはなりきれませんでした。これはやはり物によるのですね。
 image005.jpg     image007.jpg
   ゼンマイや杉の葉など                栗

簡易炭焼きが失敗に終わったのは残念でしたが、皆さんこれに懲りずまた炭焼きにも挑戦してみてください。山にもでかけてください。またお会いできるのを楽しみしています。

*飲まれる方が比較的少なかったこともあって、買出し量が多すぎたようです。中途あたりまで、残った方たちで分けてしまいました。早めに帰られた方、ごめんなさい。

4/12
 すっかり春になって、炭焼きに最もいい季節も終わろうとしています。今年はちょっと芽吹きが早いような気がします。
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左二つが元気なナラ山、右はかすみがかかっているのではなく、ツルで覆われた山です。手を入れてあげたいけど、山の中に一歩入るのもすごく大変な状態になってます。


まん中のオカスミレが山道端や伐採跡によく咲いてます。とてもかわいい花なので、木の搬出でも踏まないように注意して作業しました。

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